イボ
イボとは
イボは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)などの種類があって、イボウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)が皮膚の細胞に感染して生じる皮膚病です。手や足の指、足の裏などの小さな傷から感染することが多く、手足に多くみられますが、顔も含めて全身の皮膚ならどこにでもうつります。手にできると盛り上がってきますが、足の裏にできると体重がかかるためにウオノメのように見えて痛みを伴ってきます。
当院における治療
治療は液体窒素による冷凍凝固療法が中心となります。液体窒素療法は10日~14日間隔での通院をお願いしています。5回くらいの通院で治ることが多いですが、10回以上通院しても治りにくい患者さんもみえます。
液体窒素療法のみでは治りにくい時は補助的に塗り薬や漢方薬の内服を併用していただくこともあります。
また液体窒素療法は痛みを伴うため、どうしても痛みに耐えられない患者さんには塗り薬、貼り薬、飲み薬などで治療を進めてゆきます。
イボを放置した場合はどうなるの?
イボは放置しておくと免疫の力が働いて自然に治ることもありますが、多くの場合は次第にイボの数が増えて治療が難しくなることがしばしばあります。
またイボは他人に伝染するので、身近の方々にうつしてしまうことがあります。できるだけ積極的に通院治療されることをオススメしています。