院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 78号 男の料理~食の大切さ

春爛漫、ゴールデンウィークも過ぎ、新緑がますますまばゆくなってきました。スギ花粉症の季節も過ぎ、春から初夏へ自然界のすべてが活動の季節に向かいます。4月から新しい生活が始まった学生さんも、社会人の皆さんもそろそろ落ち着いてきた頃でしょうか。

さて、これまでも時折、料理に関する話題をこのコーナーで書き綴ったことがあったかもしれませんが、今回は「男の料理~食の大切さ」と題して、最近の身近な話題について振り返ってみようと思います。

実家が商売屋だったので、お店が忙しい時は、私が小学生だった頃から買物へやらされたり、日曜日のお昼なんかは私と妹で食事の準備をしたりすることもしばしばあったおかげで(?)、小学生の頃から包丁を握るのはお手の物で、大学に入って一人暮らしになっても自炊を楽しむ学生時代でした。そんなこともあり、私にとって料理を作ることは普通の生活の一部でした。また健康維持、そして病気を治すために何よりも大切な「食」についての知識を自分自身の実践の中から、日々の診療の中で患者さんに指導するための重要な事柄として、スーパーでの食材選びや、料理することに興味を持って取り組んでいます。スーパーにしばしば出かけて買物をするのですが、好奇心旺盛な性格ゆえ、ついつい変わった食材や調味料を買っては、「大失敗!!」とか、「これはイケル!!」なんて楽しんでいます。そして料理に関しては休診日を中心に週に数回は厨房に立っては「男の料理」の腕を磨いています。

さて3月に保険医協会主催の「男の料理教室」が名古屋で開催されました。テーマが「包丁の研ぎ方」と「魚のさばき方」で、一度しっかりと魚のさばき方を習いたかったので、これぞチャンスと思って参加してきました。我流で適当に包丁を研ぎ、魚をさばいていたのですが、料理の先生から正しい方法を教わったら、最近ではスーパーへ行くとついつい魚に目がいってしまうようになりました。そしてフライパンを使って煮魚を煮るコツを習ってきたことで、最近では魚をさばき、煮魚を作る機会がめっきり増えました。何と言っても健康のためには肉より魚ですから、これからも魚をできるだけ食べるようにしたいものだと思っています。

この5月で開業12年周年を迎えます。病院勤務医の頃はメスを握る皮膚外科医として、皮膚科医でも外科医に近い分野を専門としていましたが、開業してからは設備の問題等もあり、潔くメスを置くことにしました。そしてメスに取って替えたのが、開業医でも高い専門性を保てる漢方薬治療の分野です。漢方治療をするに当たって、養生・・つまり、食、睡眠、運動、入浴などの生活の仕方がいかに大切かを思い知るようになってきました。どれだけ漢方を含めた薬を飲んでみても、自分の体を作っている食事と睡眠をおろそかにしていたら、良い体ができませんし、病気も治りません。中でも「食」の大切を今、自分の身をもって強く実感しています。最近では野菜、海草、魚、雑穀類を進んで食べるようにしていますが、体調がよくなってくるのを感じます。また逆に体がそれらのものを欲する自然の欲求も実感します。医療、漢方治療、養生、食・・・ そして男の料理、「食」への追求心をこれからも絶えず求めてゆこうと思っています。

平成25年5月13日 院長

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