院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 54号 日本の底力

このたびの東日本大震災で被災に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。
今回の津波や火災の映像をテレビで見るたびに、心張り裂けんばかりの気持ちになります。そして今も寒さに震え、一日にパン1個、おにぎり1個の配給だけという状況に置かれている被災者の方もいる中で私にできることは何?と自問自答する毎日です。がんばれ!!と言いたいけれど、被災に遭われた方は既に頑張っているわけで、本当に頑張らないといけないのは我々、被災に遭わなかった者たちだと思います。被災に遭わなかった我々が頑張って東北の復興に向けてできる限りの援助をしてゆきませんか!

北海道の高校体育教師である塩谷隆治さんの「塩谷隆治358」というブログに東日本大震災に関連した心打つ内容が掲載されていました。塩谷隆治さんがブログの中でみんなの想いをできるだけ多くの人に伝えてほしいと言われています。この場を借りて、皆さんに「塩谷隆治358」から伝えたい想いを抜粋してお届けします。読みながら目頭が熱くなるのは私だけではないと思いつつ。

★無双ぶり
自衛隊が救助できた人、1万近いらしい。“福島の奴と話せた時に自衛隊の無双ぶりをきいた。マジですごいらしい。背中に年寄り2人背負って両腕に年寄り1人ずつ。計4人の年寄り抱えてダッシュとか普通にしてるらしい。それなのに食事も睡眠もろくにとらず、笑顔でがんばってるようだ

★それが自衛隊
ある自衛隊員が言った。「被災地で炊き出しをした際、たとえ余っても自衛隊員は絶対食べないで缶詰の冷たいご飯を食べます。被災地の人用にお風呂を用意しても自衛隊員は入りません。そして出来るすべての事をやったらひっそりと帰る。それが自衛隊です。」自衛隊は日本の誇りです。

★悔いはない
自衛隊の友達から「死んでも悔いはない」って。現地にいけない私の分まで頑張っている友達。私の誇りです!

★無理しないで
ぜんぜん眠っていないであろう旦那に、「大丈夫?無理しないで。」とメールしたら、「自衛隊なめんなよ。今、無理しないでいつ無理するんだ?言葉に気をつけろ。」と返事が。彼らはタフだ。肉体も精神も。

★電車
駅員さんに「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」って言ってる小さい子達を見た。駅員さん泣いてた。俺は号泣してた。

★侍魂
母親より。今朝の横浜市営地下鉄。乗り込んだ車内でアナウンス。「混み合っている中、誠に申し訳御座いませんが○号車は女性専用車両となります。」 女性達も動揺したが、あれだけ混雑している中、文句一つ言わずに男性達は外に出て次の電車を待ったらしい。侍魂。これが日本の男性です。

★子供の背中
子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行きました。店員さんがその子供の背中に向けてかけた、ありがとうございます、という声が震えてました。

★復活
気仙沼の友人からメールが届いた!「生き残った人たちは皆元気。ヘドロと重油の中でお風呂もトイレもなく、汚れた手でご飯食べてる。悲惨な話も山ほどだけどそれ以上に感動ドラマも! 必ず復活するから待っててね」と。涙が止まらない。

★志願
父が明日、福島原発の応援に派遣されます。半年後定年を迎える父が自ら志願したと聞き、涙が出そうになりました。「今の対応次第で原発の未来が変わる。使命感を持っていく。」家では頼りなく感じる父ですが、私は今日程誇りに思ったことはありません。無事の帰宅を祈ります。

★避難所
避難所で、4人家族なのに「分け合って食べます」と3つしかおにぎりをもらわない人を見た。凍えるほど寒いのに、毛布を譲り合う人を見た。きちんと一列に並んで、順番を守って物資を受け取る姿に、日本人の誇りを見た。

★給料2日分
モンゴル在住の日本人です。モンゴル国税関全職員が今回の震災義援金のために、給料2日分を募金することをみんなで決定したんだそうです。これまで20年間の日本政府からの援助協力に対する恩返しであり、友情のあかしを示すのは今だ!ってモンゴル国は燃えてます

★お年玉
募金箱の前にて幼稚園位の男の子と母親の会話。母:「貯めてたのに本当にいいの?」
子:「3DS我慢する。これで地震の人の家建てる。」と言いお年玉袋から5,000円を寄付。母「偉いね。地震の人、これで寒くなくなるね。」男の子思わず号泣。後ろにいた私、大号泣。

★母の言葉
亡くなった母が言っていた言葉を思い出す「人は奪い合えば足りないが、分け合うと余る」被災者で実践されていた、この国の東北関東地震被災者の方々を、日本を誇りに思います。

★国連からのメッセージ
国連からのコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」 に感動した。良い事をしたら戻ってくるのです。

★渋滞した交差点での出来事
一回の青信号で1台しか前に進めないなんてザラだったけど、誰もが譲り合い、穏やかに運転している姿に感動した。複雑な交差点で交通が5分以上完全マヒするシーンもあったけど、10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。

★揺れている最中でも・・・
聞いた話でびっくりしたのが、とっさに「入口の確保」と揺れてるにも関わらず、あの状況で歩いて入口を開けた人が居たのが凄いと思った。正直、シャンデリアも照明も何時落ちるか分からないのに、凄く勇敢な人が居た事に感動した。

★段ボールに感動
ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。

★BBCの報道
本当に感動。泣けてくる。⇒BBCめっちゃ誉めてる。地球最悪の地震が世界で一番準備され訓練された国を襲った。その力や政府が試される。犠牲は出たが他の国ではこんなに正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力がある。

★父親の行動
1階に下りて中部電力から関東に送電が始まってる話をしたら、普段はTVも暖房も明かりもつけっぱなしの父親が何も言わずに率先してコンセントを抜きに行った。少し感動した。

★日本ってすごい
日本って凄い。官僚も民間も、皆で助けようとしてる。トラックの運転手も有志で物資運んでるらしいし、東北の交通整備をヤクザさんがやってるという話も聞いた。最近、日本に対して誇りを持てないことが続いていたけれど、そんなことない。日本は凄い国だ。

★呼びかけ
何時間も歩き続けてたんだけど、至る所でトイレ貸しますとか、休憩できますとか言うビルや飲食店が沢山あって感動しました。とある企業ビルの人がボランティアで、○○線運転再開ですー!とか、休憩できますー!!って呼びかけてるの見て感動して泣きそうになったマジで日本も捨てたもんじゃないな

以上、ブログ「塩谷隆治358」より

塩谷さんはブログの中で、「自分の目の前のことを一生懸命やることも、実は立派なボランティアです。」「大変な状況の日本です。大変=大きく変われる。今、日本が大きく変われるときかもしれません。」と言われています。
またマザーテレサは”愛の反対は無関心です。自分には関係ないという気持ちが一番危ないです“と言われています。
今、自分にできること、節電・節約・募金・物を買い占めない・被災者の方々やお亡くなりになった方々のことを復興するその日まで想い続ける・・・。
余震、寒さ、食料や燃料不足、身内の安否が未だに知れぬ不安の中で過ごす多くの被災者とその家族の方々。そして目に見えぬ恐怖と戦う福島原発近隣住民と原発関係者の方々。

復興するその日まで、「がんばろう ニッポン!!

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