院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 102号 お肌スベスベ“三大美人の湯”を巡る

南紀勝浦、熊野古道を巡る旅の中で紀伊半島内陸部の龍神温泉に宿泊しました。龍神温泉が”日本三大美人の湯“の一つであるとは知らず、温泉に入った後、これまでに感じたことのない「肌のスベスベ感」を経験しました。龍神温泉の湯に感動し、その後、他に2カ所ある”美人の湯“、湯の川温泉(島根)と川中温泉(群馬)を訪れる機会を得ました。

石見銀山、温泉津(ゆのつ)、出雲大社と巡る旅の中で“湯の川温泉”に宿泊しました。湯の川温泉(島根)は三方を山に囲まれた閑静な地に湧く温泉です。出雲の神話に登場する歴史ある温泉で大国の主命と恋に落ちた八上姫が、出雲の国に帰った命を追う旅の最中にこの温泉に立ち寄り、旅の疲れが癒えただけでなく一層美しくなったと伝えられています。私が宿泊したのは「松園」という宿の古代宮殿風高床式離れ「健部の郷の宮処」と名付けられた個室で、料理は古代米や粟・黍・稗、猪肉、古代の乳製品“酥(そ)”などを用いた縄文・弥生時代に想いを馳せた「古代の宴」というこの宿ならではの夕食でした。泉質はpH8.4、ナトリウム・カルシウム - 硫酸塩・塩化物泉。離れ個室用の勾玉の形をしたとても風情ある風呂に心静かに浸かりました。“湯の川温泉”の「美人の湯」は保湿作用のあるメタケイ酸を含む湯で入浴後の肌はツルツルスベスベに。古代に想いを馳せる出雲の旅、お肌のみならず心も体も癒される極上のひとときとなりました。

志賀高原をドライブし、草津の湯畑を散策した後に湯中温泉に向かいます。湯中温泉は幹線道路から細い山道を入った先にある一軒宿です。山間にある静かな宿で、贅沢に慣れた方には部屋、食事など少々不便さを感じるかもしれませんが、「三大美人の湯」の一つであり、そのお湯を求めて客が集まります。湯中温泉は、内湯もありますがなんと言っても雁ヶ沢川を望む露天風呂が心地よいです。泉質はカルシウムー硫酸塩泉で無色透明、pH8.7で効能は美肌と冷え性。肌荒れには特に効能があるとされ、源泉名はこれぞまさに「美人の湯」。源泉温度は36度のぬるめで柔らかい湯であるため、湯あたりしにくく長いこと浸かっていられます。フィトンチッド薫る山からのそよ風を感じ、雁ヶ沢川のせせらぎを耳にしながら湯に浸かっているうちに、肌が滑らかになってゆくのを実感しました。夕方と早朝の二度の湯あみ、静かな静かな上州のいで湯でした。

白浜、那智勝浦、熊野古道を周る旅の途中“龍神温泉”に宿をとりました。龍神温泉(和歌山)は開湯千二百余年、熊野信仰の昔から名湯として知られ、江戸時代に紀州藩の藩湯として栄えた歴史ある温泉です。私が宿泊したのは「季楽里龍神」という宿泊施設で広々とした露天風呂と内湯を備えていました。泉質はpH7.8弱アルカリ性の重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)で無色透明、効能は美肌の他、冷え性、神経痛、肩こり等に効果があるそうです。入浴後の皮膚表面は“スベスベ”という言葉が一番ふさわしく、化粧水いらずとも言われる「ナトリウム炭酸水素塩泉」のお湯の力を実体験してきました。私の好みをこっそり言えば、「三大美人の湯」の中では龍神温泉の湯がNo.1です。皆さんも是非「日本三大美人の湯巡り」はいかがでしょうか。

日々の診療の中で「温泉に行ったら肌が荒れました」と言って受診され、「この皮膚の状態で温泉に入ってもよいですか」などの質問をしばしば受けます。また「温泉へみんなと一緒に行きたいから早く皮膚病を治したい」との声も聞きます。日本人と温泉の関係は深く、皮膚科医として温泉の知識は必要です。そして出来ることなら多くの温泉に自ら出かけては、実体験をもとに患者さんにアドバイス出来たらいいな~なんて思いつつ、趣味と実益を兼ねて次は何処の温泉に行こうかと思いを巡らせています。

平成31年2月28日 院長

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