院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 6号 「がんばらない」けど、「あきらめない」

「がんばらない」けど、「あきらめない」

地元の三谷祭りが例年のように行われ、今年も海中渡御に参加しました。神様を山車と共に海を渡って八剣神社から若宮神社へお連れするこの祭りは、参加するたびに神聖な気持ちになり、またこの祭りに参加し海に入ることで心がキリッと引き締まり、そして今年も健康で海に入れた喜びを実感でき、自分にとって貴重なひとつの区切り になっています。そして祭りが終わると、例年いっきに肌寒さが進み、冬にむけての 準備が始まります。

さて最近私が感じていたことが、ある記事の中に書かれていました。
ベストセラーに なった「がんばらない」の著者である諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんがある雑誌の中で書かれていた文章から引用します

がんばるって日本人の好きな言葉。みんな、親や学校の先生から「がんばれ」っていわれて育ってきた。たしかに「がんばる」ことは大事だけれど、世の中には、がんばりたくてもかんばれない人もいる。がんばりすぎて倒れてしまう人もいる。
以前、阪神大震災の被災者の人が「がんばっている時にがんばれと言われても、これ以上どうがんばれというんですか」とポツリもらしたのを聞いたことがあります。がんばれと いう言葉は、場合によっては耐え難い重荷になることもある。そんなことがあって、 ぼくはだんだん「人はがんばれない時があってもいいんじゃないか」と思うように なった。時には、むしろ意識的に「がんばらない」ということによって、もしかした ら人生って、道は一つじゃなくて、今まで見えなかったうしろ側にいくつもの道が あったのかもしれない、と気づくきっかけになるのではないかと思うようになった。
皆、がんばっているからこそ、がんばるという言葉のあとに「ない」という否定語を一つ入れるだけで、人生って案外多様でおもしろいものだと思えてくるのではないで しょうか。「がんばらない」と肩の力を抜いたら、不思議に生きるヒントがいくつも見えてきたんです。
以上 引用

元来「がんばる」のが好きな私はついつい患者さんにも診察の最後に無意識に「がん ばりましょう」って声をかけていることに気づいているのですが、もしかしたらこの 「がんばりましょう」って言葉をかけてよかったのかなー、患者さんの負担になって なかったかなーって思うのです。
特にアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬をはじめとした 長い期間、あの治療、この治療と「ずっとがんばり続けてきた」患者さんに「がんばれ、がんばれ」と言い続けて心の負担になってないだろうかと感じるのです。
また自分のこと考えると、開業して5年5ヶ月たち、無我夢中で突っ走ってきて、なんとな くがんばりすぎた自分がいるようで、開業以来ずっと肩こりが続いている自分を振り 返ると、少しがんばるのを休んで肩の力抜いてみたら、また違った景色がみえるのか なー、肩こりも“葛根湯”飲まずに和らぐかなーって思うのです。
というわけで今後 しばらくの間、私のキーワードは「がんばらない」にします。けれど、鎌田先生も 言っているように、「がんばらないけど、あきらめない」、そう「あきらめない」と いうこと、それが肝心なんですが。

平成18年10月23日     院 長

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