院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 5号 秋の訪れに想う

秋の訪れに想う

ようやく夏の喧騒から一息つき、静けさが戻ってきました。診療が終わって医院から外に出ると、秋の匂いのする夜風と虫の音に夏の終わりを感じます。皆さんはどんな夏を過ごしましたか。私はこの夏、研修会で東京へ一度行ったのみで、後はずっと県内でゴソゴソとしていました。夏の思い出といえば毎日仕事が終わり一日の事務処理をしている頃、お隣のラグナシアで繰り広げられるミュージカル花火を一日の終わりに院長室から毎日のように見ることができたことでしょうか。何回見ても、夏の空に 打ち上げられる花火は一日の疲れを癒してくれました。皮膚科医にとって一番忙しい季節である夏は診療に明け暮れる毎日でした。夏の繁忙期は患者さんにはかなりの早口で説明し、その勢いに驚かれていた方も多かったかもしれないなーと反省していますが、秋・冬の閑散期はできるだけゆっくりと患者さんとコミュニケーションをとっ てゆきたいと思っています。そして当院では7月から8月にかけて二人のスタッフが寿退職をしてチョッと寂しくなりましたが、患者さんの笑顔に元気をもらってまた新し い気持ちで秋を迎えようとしています。

さて最近心打たれた新聞記事がありました。聖路加国際病院の日野原重明先生の 「いのちの授業、94歳のメッセージ」の中から抜粋します。
「『いのち』とはみなさんが持っている『時間』のことなんです。皆さんは今朝起きてから、自分の時間を何 に使った?着替えて、歯を磨いて、朝ごはんを食べて、でも全部自分のために使っ たんだよね?勉強するのもそう、サッカーするのもそう、それでいいのかしら?」 中略 「どうか、あなたたちの時間を自分だけのために使わないで、自分以外の誰か のために使うことを考えて下さい。(中略)今アフリカでは1年に何百万人もの子供が 命を落としています。その人のために何かをしてあげる。それから50年後の世界を何とかして戦争のない世界にするために、皆さんの時間を使うことを私はお願いしたいんです。」
平和のかけがえなさと自分以外の人のために生きることの大切さ。私自身もハッとする思いでこの記事を読みました。とても大事なことなのに、平和ボケの日本で暮らし、ついつい自分のことばかり考えてしまう日常。10歳の子供達へのメッセージであるこの記事から、私は忘れかけていたことを、とても強いメッセージにしてを送られたように感じました。皆さんはこのメッセージから何を感じますか。

悠仁様のご誕生、そしてかつて鹿児島大皮膚科でご指導して頂いた当時講師だった金蔵拓郎先生がこの9月から教授に就任されたこと、25年ぶりに初めて高校の学年同窓会が開かれる予定になったことなど嬉しい出来事の中でこの夏を終えようとしています。夏の疲れでまだ少しヘタッていますが、また皆さんに元気を分け与えることができるように秋・冬で充電しようと思っています。ちょっと先のことですが、12月21日には皆さんへのプレゼントとして当院にてバイオリンデュオによるクリスマスコンサートも予定しています。

では皆様が実り多き秋を迎えられますことを祈って。

平成18年9月14日 院 長 

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